家族

 

私の家は幼少の時から教師の両親は共働きで、母は仕事も家事もで忙しく、いつも余裕がなさそうでした。父はお酒飲んでゴルフしてたけど、普段は無口なのに話しだすと大王のように自信家で怒ると恐かった。私はたいした事ないけど生まれつき右足が悪くて、体育が苦手で劣等感の固まりでした。不安な時相談したかったし、「大丈夫だよ」と抱きしめてほしい日たくさんあったけど、忙しそうな親に遠慮してうまく表現できませんでした。何か買ってとワガママ言ったり、親の言う事と反対の事をしてどうにか自分の心の叫びに気づいてもらおうとしたり、優等生のフリをして勉強だけはがんばりました。そんな私は、現在32歳になりました。未だに親にうまく伝えられず感情的になってしまったり、お互いで何か言っては「ごめん怒らないで。わたしが悪かったから、もうそんな事言わないで」の繰り返しです。心配しててもうまく伝えられない、何年たっても不器用家族です。

 

そんな私には夢があります。もうこの際、男女とか親とか子供とかプライドとか関係なく、弱さや悲しみ分かち合って、お互い分かんない所は確認し合って、尊敬しあって、もっと家族と仲良くなりたいって心底思う日々です。

 

今回私は家族の事を書きましたが、皆さんも、親や兄弟、友達や仕事仲間の言ったことに傷ついたけど言ってなかったり、「自分はこの人に大切にされてない」と思い込んでる事ありませんか。自分の心がなんでそう思うのかさえ分からない事のある私達は、本当に相手の本心を理解するなんて無理かもしれないけど、分かり合おうと努力して仲良くなる事は可能ではないかと思う、月曜日の昼下がりでした。